第二の散歩道

定年後【第二の人生】の中で少しでもお役に立てられる情報を発信します。2021年9月にがん宣告を受けました。闘病生活の中での内容が多くなっていくかもしれませんが、よろしくお願いします。

どうする 車いす生活

今のところ完全に車椅子を必要とする。車いすかそうでないかで生活は一変する。あまりにも激しい変化。

今まで入店できた店には入れない確率がドーンと上がる。上がるというより、不可能になる。

一歩でも歩ければ自分の行動世界一変する。その差はあまりにも大きい。少しでいい。車いすから立ちあがり、カニ歩きでもいい。歩けりゃ向こうの世界に行ける。

歩行器ならギリギリセーフかもしれない。杖なら狭いところでOK。

父親の介護でつくづく感じたことだ。

2か月前までこれっぽっちも考えてこなかったこと。思ったことが現実になったわけ。

これからどうする!車いす生活

バリアフリーという言葉。よく耳にしていた。よく聞いていた。でも遠くに聞こえていた。車椅子の人はそれほど目に入らなかった。

今は違う。入らないどころか、自分が当事者。こんなにも立場が違えば世界が違う思いをするとは思わなかった。なった経験者じゃないと絶対に理解できないことだ。

 

車椅子で行けるところは相当限られる。そんな現実「嫌だぁ~」が本音。でも現実。ちょっとでいいから歩けるようなるよう毎日努力だ。

私にとって車椅子共存人生最後の道のりが始まろうとしている。今はとにかく受け入れること。何も考えず、ひたすら受け入れて行くことしかないと思っている

これからどうする!車椅子生活

 どうしようもできないってこと。ひたすらひたすら車輪をこいでなれることだ。

こいでこいでこぎまくれ!

終わりを意識した精神力

抗がん剤の副作用の治療している本来の骨転移したがん治療をしていない。今は痛くて歩けなくなったこの体を少しでも日常生活ができるよになることが最大限の目標だ。

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健康な時のように快適に歩く自分の姿はもう想像がつかない。目標がかなったとして次はがん治療だ。 今は考えたくないが終焉の方向に向かっていく現実がある。

痛みを抱えながら耐えていく精神力は相当力がいる。すぐへこたれる。

頭の中に三つの精神力を動かす意識が、相互に入れ替わる。

 

もういいや終わりにして

頑張れば少しは歩ける未来がある

痛くなく癌の進行が数年単位で遅れてくれ。

 

今日も三日目の連続点滴。 またもや人様の栄養エキスだ。 ありがたいことだ。

 

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手帳に書くのは

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入院2ヶ月。手帳に今までのような生活予定を書くことは気づいたら全くなくなった。

 

書くことはこれしかない

早朝5時採血 採尿 レントゲン CT お通じ 体重 血糖値 体温 リハビリ 輸血 ナースの名前 多くの訪問ドクターの名前 ドクターの報告 栄養士の名前 薬の名前 薬の効能効果 体調

 

書きたいこと

旅先名が書きたい

観光名所が書きたい

嗜好品メモが書きたい

待ち合わせ時間が書きたい

電車の乗車時間が書きたい

新しい情報を書きたい

人に伝えたい情報を書きたい

ハイキングの予定を書きたい

ウィンドウショッピングの予定を書きたい

 

きりがない。こんな生活予定がもう浮かび上がらない。たてたところで現状は厳しい夢物語。

七夕なので、昼食は、七夕そうめんが出された。少しの喜び。

 

 

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前、一歩がでない・・・

輸血!

めまい、息切れ、肩こり、身体に力が入らない。それでなくても身体が動かないからたまらない。

ついに輸血だ。人様の生ものを入れるわけだから抵抗がないわけない。嫌だなんて言ってられない。自分の生成物(命の元)を提供してくださった方に感謝である。

人生初めて自分以外の人の生成物が体内に入った。トロっとした赤血球が自分の体内に送り込まれていく。



投与後、血圧、血中酸素濃度、血圧、体温、体調、アレルギーなどをリアルタイムに看護師が確認していく。自分以外の生成物(命の水)が体内に入るわけだから、私の体は遺物ととらえようとする防御反応が行われるわけだ。

合格だ。私の身体に送り込まれた生成物(命の水)は無事静かに体内に送り込まれていった。

今の私は精神的に副作用、拒否反応に対して敏感になっている。これ以上身体をボロボロにしないでほしいと願っている。

 

私の体内に入ってくれた命の水を提供された方はどういう方か想像しながら2時間余りの輸血をしていた。挨拶ぐらいしたいと思った。あらためてブログを通してお礼を伝えさせていただく。

ありがとうございました。

 

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極上の日の出

涙が止まらない

これまで見てきた中で、これほどの日の出を見て感動した「極上の日の出」を見たことがなかった。感極まった。その心理の裏側には細かな病気の現状がある。一か月以上の入院で、よくなるというより、現状維持以下的な現象が続いている。

癌疼痛(薬で制御されている)

足腰の筋の激痛(変化なし)

この頃パンパンにはれた両足首の大きなむくみ

左手の麻痺(一時的らしいが)

ヘモグロビン低下による動悸息切れ

副作用による便秘

現状に向き合う

これらの症状が、入り混じるからたまらない。体は思うように動かない。激痛。妥協点はどこか。ない。ひたすら現状に向き合っていくしかない。精神的にぶれないように現実に向き合っていくしかない。

極楽の道筋 救いの光

こんな中であの「極上の日の出」を見た。涙が止まらなかった。今までにないものが見えたのかもしれない。極楽の道筋にも見えたし、救いの光にも見えたのかもしれない。

追い込まれてくると人は健康的な時には見えないものが見えてくるのだろうとこの時、初めて思った。

病棟からのつぶやき―第2章

病棟からのつぶやきー第2章【病室からの極上の日の出】 - YouTube

 

 

思いっきりバッサリト髪を切った

身体が不中になってから動くことへの抵抗感が激しい。入院一か月を超えると、髪型は芸術家。意外に自分では似合っているんじゃないかと自負してる。がしかし、出られるかどうかわからない、痛みとの共存下のこの体。身体的手間は毎日嫌気がさすもの。なりふりなんてかまっていられない心境。

健康ならファッションとして成り立つのだが。25歳で結婚して散髪屋を変えたことのないこだわりの自分が一大決心である。妙な覚悟を決めて院内にある散髪屋へ行くことに決めた。

バッサリやってくれ!という気分だ。

 

そろそろ鎮痛剤を飲む時間。夜中12時。痛みとの共存タイムだ。特に夜が精神的にきつい。

病棟からのつぶやきー1章

入院してから入院直近まで撮りだめしてきた動画を見ることが多い。今回ちょっと精神的な動画を作ってみた。作ることが目的というより、気を紛らわせるためにが本音

YouTube病棟からのつぶやきー1章」。続けられれば続けていきたいと思っているが、病気が病気だだけに保証なし。

https://youtu.be/IN10kY5DJqk

最悪のシナリオ・・・

まさかまさかが続く。最後の頼みのステロイド剤が効かない。高濃度のステロイド剤が効かない。

 

 

免疫が下がっているのですぐには退院ができないとのこと。

ステロイド剤の副作用で、激しい筋力低下、私生活がこのままでは難しいとのこと。

さらに本来の癌の治療ができないということ。

 

 

 昨年からなんで入退院を繰り返し治療を行ってきたのか。そう。癌治療で少しでも延命するため。ふと気づくとその治療はもうしていない。新しく始めた免疫療法の副作用で、癌治療どころではなくなった。僕にはタイムリミットがあるという現実をどう受け止めるんだ。


まさかまさかが続く。


神様、どこまで私に試練を与えれば・・・・・という気持ちになった瞬間。これはきつい。本来のがん治療を中止している中でこれはきつい。

経験のできない経験をすることは、素晴らしい事だと教わった。でもこの現実は精神的に追い込まれる。嘘のようなことが、現実になっていく。思っただけでもゾッとする。

癌緩和ケアの臨床心理士の方から聞いた。長期にわたり閉ざされた部屋で、痛みに耐えていると動物は鬱になるそうだ。

あがいちゃいけない。現実を見つめ、一つ一つ受け入れて行くしかない。

病棟個室でできること。病棟個室で考えられることすべてに集中して前向きに生きていく。今の人生の目標になった。

 

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