不思議な感覚になれる新宿西口・思い出横丁
久しぶりに新宿に用があり、そのついでに行きたっかた飲み屋街に行っていみました。
行きたっかたところは、新宿西口「思い出横丁」です。
思い出横丁の歴史
昭和21年頃の戦後は、新宿西口は焼け野原。初めは雑貨を売るよしず張りの屋台が三・四十軒並んでいたそうです。
昭和22年頃は、統制品の取り締まりが厳しくて、ラーメンなどうどん粉等がそれにあたり商売は難航。
規制以外は進駐軍の牛や豚のモツ等だったそうで、各店の多くはもつ焼き屋を始めるようになり、現在その名残もあり当商店街の二十数店舗はやきとり屋またはもつ焼き屋が残っています。
昭和34年頃まで約300軒の店舗あったそうです。営団線延長計画や、再開発によるターミナルビル建設等で、不法占拠という事で立ち退く事とになり、現在のパレットビル(新宿西口会館)から青梅街道までの店舗が残ったそうです。
明るい飲み屋横丁
今回、外人が多いのに驚きました。そして若いカプル。女性一人でカウンターで読書。女性二人で明るいうちから飲酒。幸せになったのでしょうか日本は。豊かになったのでしょうか。
私が学生の頃は、若造や女性は立ち入ることがなかなかできなかったのですが、今では街中のお祭りイベント的風景になっています。
昔は「しょんべん横丁」と言われていた場所とは思えません。今では完全に観光地ですね。安全安心な飲み屋街となっていました。
不思議な感覚
狭い隣接する店の路地を歩くと何ともワクワクします。橙色や赤に薄光るちょうちん。その合間から漂う煙。焼き鳥や焼き肉の匂い。
そして客の話声。人の話は気にならないのがまた不思議でBGMに聞こえるんです。
歩いているとなつかしさがこみ上げてくるから不思議です。
私たちはなぜかレトロなディープな風景に憧れます。田舎風景、古い町並み、歴史的建物などを観ることに興味を持っています。
人はこの風景に「安らぎ」みたいなものを常に意識外で求めているのかもしれません。
そんな風景の中で酒を飲むなんて最高です。
私もその一人で今回は、その不思議な感覚の中に身を置きながら酒を飲むことができました。飲んべの遊園地とでも言いましょうか。
新宿西口・思い出横丁には、いつまでも昭和という時代を感じさせてもらいたいものです。そして日本という国を意識していくためにもこのままの風景であり続けてほしい。
簡単ですが私の動画で案内しているのでご覧ください。
こういうところでお酒飲まなきゃ!新宿西口思い出横丁 ご案内 Omoide Yokocho
最寄り駅
JR新宿駅、小田急線 新宿駅、京王線 新宿駅、西武新宿線 西武新宿駅、東京メトロ丸の内線 新宿駅、都営大江戸線 新宿西口駅となります。東口の小田急ハルクとアルタの間の一角が「思い出横丁」です。
店舗数は83店舗・焼き鳥・串焼(20店) 居酒屋(27店) 焼肉屋(2店)
・そば・寿司(2店) お食事処・喫茶(6店)
・ラーメン(1店) BAR(2店) ファストフード 3店、
・チケット・タバコ(12店) その他(8店)
新宿西口思い出横丁公式サイトhttp://shinjuku-omoide.com/access/index.html