ありのままの気持ち
本音のホンネ
宣告受けるとどうなったか。書き残しておこうと思う。
先ずはがんという不治の病にかかったという運命を信じられなくなる。
次に涙がこぼれる。その運命をうらむ。そしてなんとか不治の病を受け入れようと努力する。
「死」を受け入れようと、したくもない努力をする。たぶんそれは気持ちが楽になるからだろう。たぶんそうに違いがない。
余命という魔の言葉
余命なんて言われるものだからとんでもない暗い境地に落とされる。
病は気からと言われているのにも関わらず、医学では統計からなりたつ確率論で話すのだ。免疫力を上げるどころではない。
それなのに免疫療法がどうのこうの本末転倒ではないだろうか。
言われて良かったという人はいったいどれほどいるのだろうか
行き着くところで思い始めたこと
行きたいところへ行っておいてくださいとか、会いたい人に会っておいてくださいとか医者に言われたけれど、いざ自分がその立場になるとそれほどないということだ。
懐かしい昔の人とは、心の思い出でいいような気がしてきている。当時の若々しいお互いのままでいいような気がしてきている。
写真さえあればいい。今になって電子化しておいて良かったと思っている。今は病棟のベッドの上で観ることができる。
行きたいところについては、行ければ行く程度で、絶対にに行かなくちゃみたいな気持ちは起きてこない。
好きなように生きればいい
今のところ要は、好きなように生きればいいってことかな。誰からも束縛されず、好きなように生きればいいという思いで満たされている。
湧き出てきた気持ちに忠実に、生あるものの最後として。
この先、どう心理が変わるか未知、でも基本姿勢は変わらないと思っている。
抗癌剤治療2ラウンド