すこーし飲んで すこーし酔う
止め時
がんになるまで酒は好きなだけ飲んで、さらに飲んでました。ところががん患者になった今、ちょっとの酔を感じた時が止め時になったんです。
まず酒を小さなコップになみなみ日本酒を注ぐ。そして3口ほど飲むと腹わたにしみてくるんです。この瞬間が五臓六腑にしみわたるひととき。これがたまらなく美味い。たまらなくいい感じなんですね。
すこ~し飲んで すこ~し酔う
そして、ごはんを食べる。この時間がたまらない生きててよかったと思える瞬間でもあります。小さなコップに残った日本酒を飲む。もうこれでいいんです。気持ちよく程よく酔います。酒ってこういう飲み方が正解なのかなって思うくらいです。
この歳になって、がんになって知りました。少し飲んで、少し酔う。そんな飲み方が身体にやさしくて、心にいい飲み方なんだって。
飲んで飲まれて飲んで♬~ は若い時の青春。酒を知らない者の飲み方なのかもしれないってこの頃思いますね。
皆さんも小さなコップになみなみ日本酒を注いで、少し飲んで少し酔ってみませんか。