生きた証なんかありゃしない! だから今、この時を楽しもう!
生きた証
「よしとする 生きたあかしが 何もない・・・」
この新聞記事のたった五七五の文字に人生のすべてを痛感。
私の親父殿が亡くなる前にこんなこと言ってました。
「人生はこんなものだったのか」
親父殿が酒を飲みながらつぶやいていた今も頭から離れない言葉を思い出します。
何不住なく教員という職を全うし、老後を楽しんでいた親父殿は、人生のゴールというのがどういう気持ちなのか想像もつかなかったのでしょう。
親父殿は後悔なのか未練なのか、死を目の前にして最初で最後の感じた瞬間のつぶやきでした。
人は夢に向かい、生きがいに向かって、喜びや安らぎに向かって必死に生きてきて行くけど、最後には、その証なんて過去の記憶であって、大切な思い出と生きて行くしかなくなり、その思いですら遠のいていく。
これが人生の現実かもしれないって・・・・ おそらくそうだろうって・・・・ この頃強く想像します。
だからこそ今が人生、今を楽しく生きることこそ人生なんだろうと還暦を迎えて確信しています。現実を見つめてポジティブに生きなければ生きている価値がないのです。
わたしも親父殿と同じことを感じ、最後に言うかもしれません。一言多く言います。
「人生こんなものだったのかと。やっぱり。でも人生これで良かった」とつぶやきたいです。
わりきり、張り切り、思い切りで人生燃えつきて行けばいいのです。
一分一秒をかみしめながら生きましょう。