余命の延長に神の薬
神に思えた時
劇的な効果とは知らさせていたが、早朝の激痛の中、目をつむっている間に、からだ中の痛みが消えていく様を感じた。暗闇から抜け出ていった。膠原病内科医の先生が神に思えた瞬間だ。そしてその神からの薬はステロイド内服薬プレドニン。
ありがたさと虚しさ
2ヶ月近い激痛の世界から抜け出せたことで、今は安どの気持ちでホッとしている。医学への感謝と医師への感謝。この気持ちと裏腹に現実が浮かび上がってきた。
もともとステージⅣの余命宣告されているがん患者であるという事実。化学療法の抗がん剤の副作用に侵され、効果なしと判断されてその後、画期的な免疫療法が始まった矢先にまさかの重篤な副作用に大当たり。
今回の辛さはとんでもなかった。涙があふれた。悲しくてじゃなくて痛くてだ。余命を伸ばすためにこんなつらい思いをしなければならないのこかと。もし一日しか余命が伸びないなら2ヶ月間の地獄のような激痛の思いはしたくない。命尽きていいと2ヶ月間の激痛の中に感じたことだ。
深夜3時。ブログを書いている。この安ど感と安らぎはありがたい。余計なこと考えたくないものだ。生きている。それだけで幸せ。余計なこと考えちゃいけないのかもしれない。今の自分に与えられた運命のこの時間はそういう時間なのかもしれない。
今度は神の薬の副作用が発症しないことを祈る。