吐き気の食欲不振時、食べれる食事がある
抗がん剤を投与すると私の場合2~3日後に発熱と吐き気が副作用として襲ってくる。口の中で金属の粉が染み出てくるような妙な味がしてきて、吐き気をが襲う。うがいでもしようものならさらに吐きそうになる。
のどを通るから不思議
そんな時、当然ながら食事はのどに通るわけがない。そんな時、この病院ではアラカルトメニューが用意されている。ただし一品だけ。そのメニューがこれ。
- エビグラタン
- ちらし寿司
- たこ焼き
- チャーハン
- 焼きおにぎり
- たらこパスタ
- 冷やし中華
- カレーライス
- お茶漬け
- アイス
- シャーベット
- 杏仁豆腐
- 果物盛り合わせ
カレーライス、チャーハン、エビグラタンなどは逆に気持ち悪いんじゃないかと思っていたけど、いざ頼んでみるとこれがまたのどを通る。そして美味い。もちろん一品で量は少量。でも納得感あり。気持ち悪い時はちょうどいい。
食欲不振の時には、自宅でもこのアラカルトメニューで満足いく食事ができると思うので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
がん治療、個室じゃないとつらすぎる
ネットでがん患者の悩みで多いのは何かって調べてみた。そしたら相部屋の悩みが多いのが目立ってた。
相部屋はつらすぎる
私も癌の手術した時の病院で、嫌な思いをしたのでこ病院で今回からは個室にしてます。相部屋だと嫌なことと、つらいことが合わさっちゃうんですね。がん患者の癌疼痛と抗がん剤の副作用の痛みや、苦しみが持続す場合、特につらいと思います。
- 周りを気にして声を思いっきり上げられない。この辛さはたまらない。
- 「う~」と声を出すと、嫌がらせの様にため息や咳払いを出す患者がいる。
- 周りのいびきがうるさかったり、うめき声がすごかったり、詰まった喀痰除去の音などなど、精神的にまいる。
- 癌ではない患者の症例をうらやんでしまう。
精神的に余命を言われ落ち込んでいるところに、嫌がらせのストレスを受けながらの治療じゃ何治療しているかわからないですよね。
一週間ほどの入院なら我慢できますが、今の私のようながん患者の抗がん剤治療などの場合は、ワンクールでも3週間になるので、癌疼痛や副作用など強い人は特につらい思いをしますね。
その点、個室は全く音を気にする必要ないし、トイレも好きな時に好きなように入れるし、シャワーも好きな時に好きなように入れます。テレビも電話も、ビデオ電話も気にしなくていいし、BGMをかけながら寝ていられます。消灯も気にしなくていいです。
私の場合、夜中にSNSを自由に楽しんでいます。周りを気にせず、軽い歩行で運動不足解消もできます。看護師さんとも周りを気にせず、ゆっくりじっくり話せます。
特別室の個室にする必要はないです。高額しすぎます。普通の個室でいいんです。もちろん費用面では少し高いですが、癌治療の場合は、なんとかできる限り個室入院の努力をしたほうが断然良いと思います。
癌患者が二人に一人の時代になっている今、不治の病癌治療の長期入院の場合、個室料金を減額し、少しでも楽な思いで治療に専念できるよう、国、医療団体に努力をしていただきたいと強く思います。
僕の部屋は病室
夜、目が覚めた
静かな夜
あれ?ここどこだっけって何度も思う
大学病院の個室病棟
ここが今では僕の部屋
吐気があったり
発熱があったり
骨がキシリキシリと痛かったり
そんな毎日もいつの間にか日常
こうやって僕の人生が終わるとしたら
急に涙が止まらなくなる
人は自分のために、誰かのために
何かしらの目標を持って毎日を歩む
生きている証を感じて
看護師さんを笑わせている自分がいる
それも今では生きてる証
掃除のオジサンと世間話に夢中になる
それも今では貴重な生きてる証
夜中に目が覚めると感傷的な自分になる
今日も生きている証を感じて
何か変化を求めて
今日も生きてる証を求めて
ありのままの気持ち
本音のホンネ
宣告受けるとどうなったか。書き残しておこうと思う。
先ずはがんという不治の病にかかったという運命を信じられなくなる。
次に涙がこぼれる。その運命をうらむ。そしてなんとか不治の病を受け入れようと努力する。
「死」を受け入れようと、したくもない努力をする。たぶんそれは気持ちが楽になるからだろう。たぶんそうに違いがない。
余命という魔の言葉
余命なんて言われるものだからとんでもない暗い境地に落とされる。
病は気からと言われているのにも関わらず、医学では統計からなりたつ確率論で話すのだ。免疫力を上げるどころではない。
それなのに免疫療法がどうのこうの本末転倒ではないだろうか。
言われて良かったという人はいったいどれほどいるのだろうか
行き着くところで思い始めたこと
行きたいところへ行っておいてくださいとか、会いたい人に会っておいてくださいとか医者に言われたけれど、いざ自分がその立場になるとそれほどないということだ。
懐かしい昔の人とは、心の思い出でいいような気がしてきている。当時の若々しいお互いのままでいいような気がしてきている。
写真さえあればいい。今になって電子化しておいて良かったと思っている。今は病棟のベッドの上で観ることができる。
行きたいところについては、行ければ行く程度で、絶対にに行かなくちゃみたいな気持ちは起きてこない。
好きなように生きればいい
今のところ要は、好きなように生きればいいってことかな。誰からも束縛されず、好きなように生きればいいという思いで満たされている。
湧き出てきた気持ちに忠実に、生あるものの最後として。
この先、どう心理が変わるか未知、でも基本姿勢は変わらないと思っている。
抗癌剤治療2ラウンド
がん宣告でわかったこと(2)副作用
膀胱癌と骨の転移併発で余命宣告され、抗がん剤治療が開始されたわけですが、この度、24日間の入院が終わり、一時退院一週間を経て、再び第2ラウンドの抗がん剤投与を受けることになりました。今回は2週間入院の予定。
昨日、抗がん剤を投与。点滴は吐き気止め、ゲムシタビン、カルボプラチン。第1ラウンドの抗がん剤投与で副作用は自分としては猛烈な苦しみではなかったので、想像していたより安心してはいます。
第1ラウンドでは、3日後にムカつきで夕食が食べれませんでしたが、2~3日で治りました。脱毛は今のところ大丈夫です。だいぶ遅くなってから抜けるとも聞いています。これも人それぞれだそうです。
白血球減少もそれほど落ち込むこともなく回復。血小板減少が多かったように聞いています。
癌疼痛のほうが意外とつらかったですね。骨への転移があるので、そこは医療用麻薬の調整を3週間で投与量も決まり、今ではそれほど辛くありません。ただ、睡魔がすごかったですね。これも数日でよくなってきました。
ただし主治医に聞くと抗がん剤投与を続けていくうちに体へのダメージが重なり、今後の繰り返し投与で副作用が出やすくなると主治医からは聞いています。副作用については人によってさまざまだといいますが、心配です。二日目。今のところ何も身体に何事も起きていません。
この度の抗がん剤における副作用はどういうのがあるか下記に示します。
血液検査からわかる副作用
肝機能障害 肝機能の働きが悪くなった場合、抗がん剤が抜けにくくなって、副作用が強く出ることがある。
血小板減少 血小板が少なるなるとケガをした時に血が止まりにくくなったり、あざができやすくなることがある。
貧血 めまい、ふらつき。場合によっては輸血治療
白血球減少 体内へ侵入した菌と戦う成分で、投与開始10~14日ごろに最も少なくなってウイルスに感染しやすくなる。
自分自身でわかる副作用
悪心・嘔吐・食欲不振
倦怠感 抗がん剤投入後2~3日後に現れることがある。
発熱
脱毛 抗がん剤投入後2~3週間に抜け始めることがある
抹消神経障害 手足のしびれ
血管痛 投与後に血管に沿って痛みがでることがある
聴覚障害 カルボプラチンを繰り返し点滴することで高い音が聞き取りにくくなったり、耳鳴りがおきることがある。
人によってさまざまだそうで、自分の細胞にダメージを与えるわけですから、考えてみれば残酷・過酷な治療。
これまでの人生、親からの遺伝子など作りあげられてきたこの「からだ」に感謝を言いつつ、がんばれと叫ぶ毎日です。
人生オトクなビデオチャット
ビデオチャット
考えてみればすごい時代になったと思いませんか。
そう今では当たり前のようになってきているビデオチャット。昔風に言ったら「テレビ電話」でしょうか。
ビデオ飲み会
私の場合、週に1回、おじさんおばさんと好きなようなことを好きなだけベラベラと酒を飲みながら話すラインのビデオ飲み会をやっています。
そもそもの発想は退職した先輩を励ますためにこのビデオチャットを始めたんです。
その後コロナで本当に飲み会が出来なくなってしまい、このビデオチャットの価値がぐーんと高まって、今では欠かせないコミュニケーションの一つとなっています。
効率的
考えてみてください。どれだけビデオチャットは効率的か分かります
- 集まる店を決める必要がない
- 店に予約をする必要がない
- 交通費がかからない
- 会費はゼロ円
- 好きなツマミと好きな酒が飲める
- どれだけ食べても飲んでも会費を気にする必要ない
- 急用があればすぐ抜けられる
- 自宅にある見せたいものをすぐ見せられる
どうですか、メリットだらけですよ。デメリットとすれ握手やハグなど生身のスキンシップが取れないってことですかね。
コロナ禍でマスクをしなくてもいいんですから良しとしましょう。
入院中でもできる
癌で入院している私にとって、唯一の楽しみはこのビデオチャットです。
出かけなくてもいいし、ベッドの中で、誰にも迷惑かけずにできるわけですからね。
20年以上も前に会ったきりの遠い九州の仲間とビデオチャットで話すことができた時は涙が出ちゃいました。
一昔前では到底できなかったことです。
文明の利器をどんどん活用していきましょう。
人生変わります。
やっていて良かった事
Twitter、 Facebook、 ブログ 、YouTubeなどやっていますか。
こういった SNS は、ずばり、闘病生活には欠かせません。 特に長期入院した時。
闘病日記
ビデオブログ.
ブログ
日記
感想
つぶやき
アイディア
ライン、ズーム(ビデオ会合)
投稿するにあたっての写真データ、資料はクラウドデータベース保存(Evernote)したものを活用します。リアルなものはスマホで写真を撮ったり動画を撮ったりして活用します。
病院ではノートパソコンを一切必要としません。必要なのはスマホのみです。
もちろん病気の種類によっては物理的に出来ない場合もあります。私の場合は抗がん剤治療でがん疼痛の合間、あるいはそれほど痛くない時に行っています。
不思議なもので作業していると痛さの緩和、やりがいも生まれるから不思議です。
暗くなりがちな闘病生活は、明るく楽しいコミュニケーションや知的生産の場に変わります。精神的にもとても助かっています。
がんという闘病生活に入り、私が必ず役に立つと考えていた SNSの利用が、こんなにも今、病院の中で役に立ってるとは思いませんでした。
便利な時代になったものです。